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石川県金沢市にある和紙専門店「紙あさくら」の公式ブログです。暮らしを彩る様々な和紙インテリアや制作事例などを発信しています。

【DIY ブックカバー】 模様作りからおこなう和紙ブックカバー 2柄

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【DIY ブックカバー】 模様作りからおこなう和紙ブックカバー 2柄

ブックカバーは「何を読んでいるか知られたくない」「本を綺麗な状態で保ちたい」など、つける理由はさまざま。とくに読書好きの方は、通勤や通学などにも本を持ち歩くことが多いのではないでしょうか。
そんな毎日の読書時間が、もっと楽しくなるような和紙ブックカバーの作り方をご紹介致します。

目次

手作りの和紙ブックカバーを作ってみよう!

模様作りからハンドメイドでおこないますが、やり方はとっても簡単。
色付けにはなんと……インスタントコーヒーをつかいます。
特別な道具も不要なので、今すぐに始められます。

手作りの和紙ブックカバーを作ってみよう(完成品)
製作時間:約10分(乾燥時間含まず)

上の写真は、今回解説する丸柄と線柄の2種類。
深みのある色合いで上品なブックカバーは、手作りプレゼントにも喜ばれます。

必要な材料・道具

  • インスタントコーヒー
  • 和紙 (洋紙でも可能)
  • (コーヒー液を作るときに使います)
  • 容器 (コーヒー液を入れるために使います)
  • (丸筆・平筆。デザインによって使い分けます)
  • コーヒーカップなど (リング状の底があるもの)※リングデザインで使用
  • 麻紐 (今回は太さ3mmのものを使用)※線デザインで使用
  • (今回は7cm角×厚さ12mmの建材を使用)※線デザインで使用
DIY ブックカバー!模様作りからおこなう和紙ブックカバー(材料・道具)

ブックカバー用紙の大きさ目安

ブックカバーは本の大きさより、少し大き目のサイズを使用します。

■文庫本・新書の場合……A4(210mm×297mm)
■単行本の場合……A3(297mm×420mm)

本よりも上下それぞれ2cm以上、左右は本の厚みを含めて左右それぞれ3㎝以上あると良いです。
作る際に本の厚みにあった和紙を用意してください。

和紙ブックカバーの作り方 2種

リングデザインの作り方

DIY ブックカバー!模様作りから行う和紙ブックカバー リングデザイン

リングが幾重にも重なった模様を作っていきます。
※好みの濃さに薄めたコーヒー液を用意してください。

1:筆でカップの底にコーヒー液を適量塗ります。

DIY ブックカバー!模様作りから行う和紙ブックカバー リングデザイン(1)
丸筆を使って、まんべんなく塗ります。

2:カップの底を和紙に押し当てます。

DIY ブックカバー!模様作りから行う和紙ブックカバー リングデザイン(2)
DIY ブックカバー!模様作りから行う和紙ブックカバー リングデザイン(3)

スタンプのように、カップの底を和紙に押し当てます。
この要領で、1回ずつコーヒー液を塗りながら無作為に押していきます。
ときどきカスレや溜まりがあったりと、個性的なコーヒーリングが出来るのも面白味があります。

「溜まりのあるリングのやり方」
つけたリングの中に、少し溜まりみたいに太くなっている部分があります。
これはカップにコーヒー液をやや多めに塗り、カップを傾けた状態からスタンプすると出来ます。

「きれいなリングのやり方」
液は塗りすぎないようにしてカップを垂直に下し、スタンプすると出来ます。

DIY ブックカバー!模様作りから行う和紙ブックカバー リングデザイン(4)
DIY ブックカバー!模様作りから行う和紙ブックカバー リングデザイン(5)

スタンプし終えると、上記写真のようになります。
※完成後は日陰で吊るして乾燥してください。

アレンジとして、アップの写真のように「濃度の違うコーヒー液リングを混ぜる」「しぶきを散らしていれる」ということもできます。好みで取り入れてみてくださいね。

線デザインの作り方

DIY ブックカバー!模様作りから行う和紙ブックカバー 線デザイン

縦横の線が特徴的な模様をつくっていきます。
※好みの濃さに薄めたコーヒー液を用意してください。

1:麻紐を巻いていく。

麻紐を板の裏面にセロハンテープで止めてから巻いていきます。
巻き終えたら、裏面にセロハンテープで止めます。
均等になっている必要はなく、麻紐同士がくっついていたり、斜めだったりしても問題ありません。

DIY ブックカバー!模様作りから行う和紙ブックカバー 線デザイン(1)
程よいテンションで巻いていきます。
DIY ブックカバー!模様作りから行う和紙ブックカバー 線デザイン(2)
巻き終えたものを表から撮影したもの。

2:平刷毛でコーヒー液を塗っていきます。

DIY ブックカバー!模様作りから行う和紙ブックカバー 線デザイン(3)

・ 液を多めに塗ると…ライン同士の境目が分かりにくくなります。
・ 液を少なく塗ると…ラインがはっきりとしたものになります。

DIY ブックカバー!模様作りから行う和紙ブックカバー 線デザイン(4)
位置を合わせて、スタンプします。
DIY ブックカバー!模様作りから行う和紙ブックカバー 線デザイン(5)

縦横に向きを変えながらスタンプしていくと、下記写真のようになります。
完成後は日陰で吊るして乾燥してください。

初めておこなうときは、あまり深く考えずにスタンプしてみてください。
ランダムに表れる柄も結構面白いですよ。

DIY ブックカバー!模様作りから行う和紙ブックカバー 線デザイン(6)

ブックカバーの折り方

ブックカバーの折り方(1)
ブックカバーの折り方(2)

仕上がった和紙にアイロンをかけて、シワやヨレをとって下さい。
ただし洋紙の場合は、アイロンをかけるとヨレがひどくなるため、アイロンはかけずに進めて下さい。
もし和紙か洋紙か分からない…という場合には、一度目立たないところで試してから進めて下さい。

本を上下の高さが均一になるようにおいて、紙に薄く印をつけます(定規を使うと簡単にできます)。
つけた印に沿って上下を折ります。

ブックカバーの折り方(3)
ブックカバーの折り方(4)

本を挟んで上記写真のように、均一に出るように位置を調整します。
本を包むように折り曲げたあと、矢印の中に表紙(もしくは裏表紙)を入れます。

ブックカバーの折り方(5)
ブックカバーの折り方(6)

こちらが出来上がりの写真。
上から見ると、表紙・裏表紙が紙の間に挟まっていることが分かります。

最後に

使用する和紙によって滲み具合も違うので、それがまた作る楽しみの一つ。
自分で作ったものを使うことで、愛着も湧いてきます。

今回ご紹介した方法を応用して、様々な模様・アイテムを作ることが出来ます。
作り方に慣れたら、ぜひ思い思いのやり方で試してみてくださいね。

「和紙DIY用の製作材料ご用意しております」

個人の方はもちろん、教室やイベントで製作される際の染色和紙や糊などの材料をご用意いたします。そのほか作り方やご不明な事など、何かございましたらお気軽にこちらのフォーム、またはお電話・Faxにてお問合せ下さい。

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