耳元で可愛く揺れる和紙玉アクセサリー。
初めての方でも簡単に出来る「和紙」を使ったハンドメイドピアスの作り方を解説致します。
パールなどを加えたアレンジや、イヤリング、ネックレス、ブレスレットにも応用出来ます。
日々のファッションに合わせて、お気に入りの1点ものを手作りしてみて下さいね。
使用する和紙について
向こう側が透けて見えるほどの極薄和紙「典具帖紙」。
主産地の高知県 土佐典具帖紙(とさてんぐちょうし)は、その薄さから「かげろうの羽」と例えられています。重ね貼りしても継ぎ目が目立たないので、その特徴を活かしてアクセサリーを作ります。
必要な材料・工具
「材料」
- でんぷん糊(薄めたもの)
- 金箔(好みに合わせて)
- 典具帖紙(34cm×3cm)×2
- 針金(12cmを半分に折ったもの)×2
- Tピン×2
- 釣針型ピアス金具×2
- 樹脂パール 14mm 穴あき×2
※軽量に仕上げる場合は、紙粘土で代用可能。その場合は穴あけが必要です。
「工具類」
- ニッパー
- 丸ヤットコ
- 平ヤットコ
和紙玉ピアスの作り方
1:下準備
半分に折った針金をパールの穴に通す。
和紙は大きすぎても小さすぎても貼りにくいので、写真のようなサイズ感でちぎります。
※もし貼りにくい場合は、必要に応じてさらに小さくちぎって下さい。
2:和紙を貼る
パールに糊を浸して和紙を貼り重ねていきます。
※和紙に糊を付けると貼りにくくなるので、必ずパールの方に着けて貼り重ねて下さい。
2~3枚重ね貼りした後は、手に糊を付けて和紙玉にしみこませるようにして行って下さい。
空気が入りやすいので、指先でしっかり押さえながら貼っていくのがポイントです。
和紙を貼り重ねることで、和紙同士の重なりが分からなくなっていきます。
ある程度貼り重ねると上記写真のようになります。
上下の針金部分も和紙の立ち上がりが無いように、しっかりと押さえて貼り付けます。
「ゆがみがないか」「しわになっていないか」を確認しながら進めて下さい。
貼り終えたら、針金部分を発砲スチロールなどに差すか、ピンチで吊るして自然乾燥させて下さい。
※同じものをもう1点作ります。
3:金箔を貼る
和紙玉を針金の端(輪っかになっていない方)にスライドさせて、金箔を貼ります。
「一般的な薄さの箔」:濃いめの障子糊を和紙玉に着けて、箔をのせて貼ります。
「厚手の箔」:ボンドと糊を混ぜたものを箔に直接塗って和紙玉に貼ります。
※初めて箔を貼る方は、制作の前に練習してからおこなうと安心です。
箔を貼り終えたら、自然乾燥させて下さい。
※素地のままだと不安という方は、乾燥後に艶消しクリアスプレー等を和紙玉全体に吹きかけ保護します。塗料によっては質感が変わる事があるので、他のもので一度試してから行ってください。
4:金具を取り付ける
Tピンを和紙玉に通し、根元から直角に曲げます。
7~8mmの長さを残して、不要な部分をニッパーでカットします。
※今回使用したTピンが丁度よい長さだったので、写真ではカットしていません。
カットしたピンの先端ギリギリのところを丸ヤットコで挟み、ひねるように回転して丸めます。
ヤットコの位置によって、丸の大きさが変わるので注意してください。
最後まで丸めると、このようになります。
ピンが曲がったり、倒れている場合は平ヤットコで形を整えます。
金具を付ける際、左右ではなく必ず手前もしくは奥側に開いてください。
もし左右に広げてしまうと輪っかの形が崩れたり、折れてしまうことがあります。
釣針型ピアス金具を通して、平ヤットコで形を整えれば完成です!
オーナメント型の和紙アクセサリー
以前、【DIY 和紙飾り】紙糸を使ったクリスマスオーナメントの作り方でもご紹介した、和紙オーナメントをピアスにアレンジしてみました。片方で1gもなく、身につけているのを忘れるくらい軽量。
存在感があるのでアップヘアーで耳元を主張するのはもちろん、ダウンヘアーでちら見せするのもオシャレ♪
ハンドメイドアクセサリーの魅力は、自分で作ったという達成感とオリジナル性ではないでしょうか。
作るほどに新しいアイディアを取り入れて行ってみたくなったり、ファッションと組み合わせることで、その楽しみも倍増します。
好みのパーツと組み合わせて、自分だけのオリジナルアクセサリー作りを楽しんで下さいね。
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