バレンタインが近付いてくると中身と同じく悩むのがラッピング。プレゼントした時、真っ先に目にするものだけにこだわりたいですよね。そこで今回は、もみシワの入った和紙を使用して「箱物ラッピング」と「友チョコなどにもオススメの小袋ラッピング」の2種類を和紙専門店の弊社がご紹介します。
- なぜラッピングに「もみ和紙」をつかうの?:もみ加工された和紙は、優しい風合いのと、何度でも形を変えられる柔軟性が魅力です。シワになっても目立たないので、初心者さんでも安心してラッピングを行うことができます。
バレンタインラッピング/箱物を包むタイプ
必要な材料・道具
- 和紙(今回は44cm角。包むものに合わせてサイズを調整してください)
- 水引(お好みの色で3本。91~70cmあれば十分です)
- 金色紙(折り紙の金でも代用可能。今回の場合は3cm角)
- セロハンテープ
- 両面テープ
1:和紙をカットする
まず、包む箱に合わせて和紙のサイズを決めます。例えば、下の写真の箱(縦12cm×横12cm×高さ6cm)の場合、44cm角にカットすると丁度良いです。
巾着のようにしぼってラッピングするので、箱の高さの1.5倍~2倍程度の立ち上がりがあると、余裕を持って包むことができます。例えば、写真の箱の高さは6cmなので、立ち上がりだけで9cm~12cmあると良い感じになります。
初めての方は、新聞紙などで一度試してみることをおすすめします。実際に包んでみると、どのくらいの大きさの和紙が必要か、イメージが掴みやすくなります。サイズが確定したら本番の和紙をカットしましょう。
和紙の厚みは、包むものが見えないくらいがよいです。ただ、少し透けて見えるのも素敵ですので、お好みで調整しても大丈夫です。和紙がしなやかになるまでよく揉んでシワをつけたあと、手で軽く伸ばしてから作業を進めてください。
2:手で絞って水引で結ぶ
箱を包んだ和紙を、手でぎゅっと絞り、巾着のような形に整えます。
この工程を行うことで、後に行う水引で結ぶ作業がスムーズになります。
用意した水引を束にして、先ほどしぼった部分を真結びで結びます。この時、結び目を作る方がラッピングの裏側になります。
結びにくい場合は、下の写真の様に裏側を手前側に向けて結んでください
結び目を作ったら、後ろ側から水引をハートになるようなイメージで手前にもってきます。
その後、まとめた水引を写真の様にセロハンテープでまとめます。水引が余っている場合は、切りそろえてください。
3センチ角に切った金色の紙を2枚、少しずらして重ね、裏側に水引と一緒にセロハンテープで固定します。その後、水引を束ねた部分の一番高いところに両面テープをつけ、 正面の和紙部分に貼り付ければ完成です
バレンタインラッピング/小袋を包むタイプ
必要な材料・道具
- 和紙(包むものによってサイズは異なりますが今回は23cm角)
- 水引(お好みの色合いで3本。91~70cmあれば十分です)
1:和紙をカットする
今回、小袋に2個のチョコレートを入れて包んでみます。
小袋に包んだサイズで縦13cm×横17cm、このサイズで23cm角に切った和紙を使用しています。
袋のサイズを大きくしてもっと入れるチョコを増やすこともできます。
初めての方は、新聞紙などで一度試してみることをおすすめします。実際に包んでみると、どのくらいの大きさの和紙が必要か、イメージが掴みやすくなります。サイズが確定したら本番の和紙をカットしましょう。
和紙の厚みは、包むものが見えないくらいがよいです。ただ、少し透けて見えるのも素敵ですので、お好みで調整しても大丈夫です。和紙がしなやかになるまでよく揉んでシワをつけたあと、手で軽く伸ばしてから作業を進めてください。
2:和紙と水引を使って包む
さて、いよいよ包んでいきます。
写真のように小袋を中央に置き、左右の和紙を重ねていきます。
手前の端をその上に重ねます。
その後、もう片方も折り曲げていきます。
端の飛び出た部分を内側に折り曲げます。
中心をぎゅっと手でしぼります。
この時、中身がつぶれないよう、あまり強く握りすぎないように注意してください。
水引を束にして、あわじ(あわび)結びを行います。
あわじ結びに慣れている方は、手でぎゅっと絞った部分に直接あわじ結びをしてください。
慣れていない方は、単体であわじ結びを作ってから、下の輪っかに包んだものを通して行うと簡単です。
次に2枚目の写真のように、右側の輪っかをずらして飛び出た左側の水引部分を切ります(写真では既に切ってあります)。カットしすぎると外れてしまう事もあるので、その時はボンドで接着して下さい。
右側の水引を写真の様に左側へ通していきます。
バランスを見ながら、水引の端をカールさせて形を整えたら完成です。
水引の長さが気になる場合は、カットして調整してください。
最後に
今回使用した「もみ和紙」は、通常のラッピングの様に折りシワを気にする必要がないので、自由にアレンジが楽しめます。その優しい手触りで、贈られた人がほっこり笑顔になるようなラッピングにぜひ挑戦してみてください。
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