お客様からのご依頼で、天井に貼る揉み和紙を製作しました。
市場によく出回っている楮和紙の場合は、あらかじめ霧吹きなどでほんの少し水分を与えてから揉むと、キメ細やかなシワが出来ます。和紙によっては、水分をほんのりではなく、しっかりと含ませて揉む「水揉み」を行う事もあります。
水分を与えるといえば、以前のブログ記事で「和紙のシワの取り方」を解説しています。和紙に水分を与えることでシワをつける事も、綺麗にのばす事も出来るのです。
和紙のシワを簡単・綺麗にのばす2つの方法-和紙専門店直伝- | 生活と和紙、その新しい提案
いつの間に和紙についてしまったシワ。どうすればいいかお困りではありませんか?そのシワの取り方を、シワの程度に合わせて2つの方法をお教えいたします。どちらも和紙を…
今回使用している麻和紙は、少し粗目の揉みしわをつける必要があったため、水分は与えずに行っています。下の写真は揉んでいる途中の状態ですが、山脈の様にもみえる中々面白い表情です。
体重をかけてもむので、そこまで力はいりませんが、枚数が多くなると結構大変です。
慣れていない方だと翌日手首が筋肉痛になる事もあり、ひどい時には腱鞘炎になることもあります。
揉んだ後は裏打ちといって、フラットな和紙を裏側に貼り合せる事でシワが伸びないようにします。
同じ和紙でも、揉む事で表情がまた変わります。
例えば下記事例では、かなり粗目の揉み和紙を壁紙として使用しました。
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